トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
今度は颯斗がふたりに気づく。理桜に向けてコソッと手を振っている。

「今のが田口選手?」

「そうです!」

「もう、両思いじゃないの?仲良さそうに見えるよ!」

「まだ、そこまでは…」

会話しながらも流れる汗。

まだ、季節は春のはずなのに、強い日差しが降り注ぐ。

暑さを感じながらも、グランドで汗を流す選手を見ると、ラグビーに詳しくない澪まで選手達の熱気を感じ楽しめる。

スクラムを組む選手は更に暑いだろう。






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