トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
練習が続いていたが、遠くからこちらに向かってくる救急車の音が。

今のところ練習での負傷者は出ていない。

そして、スタンドがにわかにザワついている。

練習しているチームメイトも気づきはじめたが、練習を止めれば気づいていない人まで何事かと、余計に騒ぎが大きくなるだろう。

気にはなるが、休憩までは続けるしかない。

そのうちに、救急隊員がスタンドに現れ誰かが運ばれていった。

その後は、何事もなかった様に練習は続き、みっちり汗を流した。


そして、湊斗と颯斗がクラブハウスに戻りロッカールームに向かっていると、扉の開いた控室にスタッフと見知った顔があった。
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