cigarette love【完】



「じゃーな。お元気で」



写真を撮り終えると、岡井はすぐに私の元から離れた。


高校は私と岡井は別々のところで、いくら岡井のことが気になっていたとは言え、新学期が始まる頃にはそれどころではなく、彼のことはすっぽり頭から抜けていた。


そして、そんな中GW明けに岡井から直々に写真が送られてきた。


手紙も何もなく、ただ微妙な距離感でピースして作り笑いを浮かべる私と岡井の写真だけが。




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