わたしにしか見えない君に、恋をした。
「……湊。どこにいるの……?」
さっき座っていた観客席に戻ったものの、湊の姿がない。
キョロキョロとあたりを見渡しても、どこにもその姿を見つけられない。
妙な胸騒ぎがする。
でも、あたしには湊を探す術がない。
「今日の試合はどうかな~?お前、どっちが勝つと思う?」
「普段だったら星城の圧勝じゃね?あそこの選手層厚いし」
「だよなぁ。でも、流川いないし今回は無理じゃね?流川抜けてからチームバラバラみたいだし」
「だよなぁ。あの穴はでかいな」
振り返ると、あたしの後ろには高校生風の男子二人がいた。
「あっ、あの……!」
突然声をかけたあたしに二人は不思議そうな視線を送る。
「る、流川って……」
自分のスマホカバーの中に入れていたプリクラを一枚引っ張り出す。
「嘘……」
あんなにハッキリ映っていたはずの湊の姿が薄れている。
でも、まだ完全に消えてしまったわけではない。
「流川湊って、この人ですか……?」
彼らにプリクラを見せると、二人はジッとプリクラを見つめた後互いの顔を見合せた。
さっき座っていた観客席に戻ったものの、湊の姿がない。
キョロキョロとあたりを見渡しても、どこにもその姿を見つけられない。
妙な胸騒ぎがする。
でも、あたしには湊を探す術がない。
「今日の試合はどうかな~?お前、どっちが勝つと思う?」
「普段だったら星城の圧勝じゃね?あそこの選手層厚いし」
「だよなぁ。でも、流川いないし今回は無理じゃね?流川抜けてからチームバラバラみたいだし」
「だよなぁ。あの穴はでかいな」
振り返ると、あたしの後ろには高校生風の男子二人がいた。
「あっ、あの……!」
突然声をかけたあたしに二人は不思議そうな視線を送る。
「る、流川って……」
自分のスマホカバーの中に入れていたプリクラを一枚引っ張り出す。
「嘘……」
あんなにハッキリ映っていたはずの湊の姿が薄れている。
でも、まだ完全に消えてしまったわけではない。
「流川湊って、この人ですか……?」
彼らにプリクラを見せると、二人はジッとプリクラを見つめた後互いの顔を見合せた。