わたしにしか見えない君に、恋をした。
そうだ……。
何でもっと早く気付かなかったんだ。
すぐそばにいたのに。こんなにもすぐ近くに。
手を伸ばせば触れられる。こんなにも近い距離にいたというのに。
「湊……?」
眉をㇵの字にして困ったように俺の顔を覗き込む流奈。
「流奈……」
ようやく思い出したよ。
俺がずっと一緒にいたのは、流奈。
……お前だったんだ。
何でもっと早く気付かなかったんだ。
すぐそばにいたのに。こんなにもすぐ近くに。
手を伸ばせば触れられる。こんなにも近い距離にいたというのに。
「湊……?」
眉をㇵの字にして困ったように俺の顔を覗き込む流奈。
「流奈……」
ようやく思い出したよ。
俺がずっと一緒にいたのは、流奈。
……お前だったんだ。