わたしにしか見えない君に、恋をした。
「流奈ちゃんって意外とインドアなんだね?」
「まぁ、そうですかね」
先輩の質問に適当に答える。
「俺、インドア派じゃないんだよね~。休みの日に家に一人でいるのとか無理だわ。誰かと一緒にワイワイ過ごしたい」
「へぇ……そうなんですか」
それなら今度はあたし以外の人間とワイワイ過ごしてくださいね。
「うん。だから、できれば流奈ちゃんもインドア派を卒業してくれると助かるわ。やっぱり付き合うなら活発な子がいいし」
金山先輩の意味不明な発言に首を傾げる。
どうしてあたしが先輩に合わせて活発にならないといけないのよ!
あたしは心の中で叫んだ。
このままだと一緒にいることが耐えられない。あたしはとっさに話を変えた。
「そういえば、来月のはじめにサッカーの大会があるんですよね?うちの学校ってやっぱり強いんですか?愁人は家ではあまりサッカーの話はしないから分からないんです」
「そうそう。でも、一回戦から星城と当たってるから厳しいかな」
「星城ってなんか聞いたことがあります」
「星城はサッカーのレベルがずば抜けてるからね。俺らも強いけど、星城は桁外れ。あっ、でも……今回はいけるかも」
「そうなんですか?」
「まぁ、それもこれも全部愁人のおかげなんだけどね。愁人もたまには使えるなって感じ?」
そう言って金山先輩は口の端を持ち上げて嫌な笑みを浮かべた。
「まぁ、そうですかね」
先輩の質問に適当に答える。
「俺、インドア派じゃないんだよね~。休みの日に家に一人でいるのとか無理だわ。誰かと一緒にワイワイ過ごしたい」
「へぇ……そうなんですか」
それなら今度はあたし以外の人間とワイワイ過ごしてくださいね。
「うん。だから、できれば流奈ちゃんもインドア派を卒業してくれると助かるわ。やっぱり付き合うなら活発な子がいいし」
金山先輩の意味不明な発言に首を傾げる。
どうしてあたしが先輩に合わせて活発にならないといけないのよ!
あたしは心の中で叫んだ。
このままだと一緒にいることが耐えられない。あたしはとっさに話を変えた。
「そういえば、来月のはじめにサッカーの大会があるんですよね?うちの学校ってやっぱり強いんですか?愁人は家ではあまりサッカーの話はしないから分からないんです」
「そうそう。でも、一回戦から星城と当たってるから厳しいかな」
「星城ってなんか聞いたことがあります」
「星城はサッカーのレベルがずば抜けてるからね。俺らも強いけど、星城は桁外れ。あっ、でも……今回はいけるかも」
「そうなんですか?」
「まぁ、それもこれも全部愁人のおかげなんだけどね。愁人もたまには使えるなって感じ?」
そう言って金山先輩は口の端を持ち上げて嫌な笑みを浮かべた。