わたしにしか見えない君に、恋をした。
「やめてください……」
「あんまり騒がないで?俺らも荒いことしたくないし。ちょっと付き合ってっていってるだけじゃん?」
「そうそう。大人しくついてきたほうが身のためだって」
クックと喉を鳴らして笑う男の子。
二人に押さえつけられて身動きが取れない。
「流奈、手貸せ!!」
湊があたしの左手を掴む。
男の子二人にはもちろん湊の姿が見えていない。
とその時、湊が出口に出てきたプリクラを掴みあたし達の足元に置いた。
「ん?なんだこれ」
男の子の一人があたしから手を離してプリクラを掴みあげる。
「……おい、男うつってんじゃん。お前、この子一人って言ってなかったっけ?」
「は!?マジかよ。さっきは男なんていなかったんだって!!」
「ちゃんと確認しろよな。めんどくさいことになんだろーが」
二人はへらへらと笑いながらプリクラをあたしに手渡した。
そこにはあたしと湊の姿がはっきり写っていた。
その瞬間、胸の中がいっぱいになって言葉にならなかった。
よかった。湊、映ってる。ちゃんと映ってる……!!
男の子たちに絡まれたことなんてどうってことないことに思えた。
だけど、湊はぐっと拳を握りしめて男の子たちを睨みつけていた。
「あんまり騒がないで?俺らも荒いことしたくないし。ちょっと付き合ってっていってるだけじゃん?」
「そうそう。大人しくついてきたほうが身のためだって」
クックと喉を鳴らして笑う男の子。
二人に押さえつけられて身動きが取れない。
「流奈、手貸せ!!」
湊があたしの左手を掴む。
男の子二人にはもちろん湊の姿が見えていない。
とその時、湊が出口に出てきたプリクラを掴みあたし達の足元に置いた。
「ん?なんだこれ」
男の子の一人があたしから手を離してプリクラを掴みあげる。
「……おい、男うつってんじゃん。お前、この子一人って言ってなかったっけ?」
「は!?マジかよ。さっきは男なんていなかったんだって!!」
「ちゃんと確認しろよな。めんどくさいことになんだろーが」
二人はへらへらと笑いながらプリクラをあたしに手渡した。
そこにはあたしと湊の姿がはっきり写っていた。
その瞬間、胸の中がいっぱいになって言葉にならなかった。
よかった。湊、映ってる。ちゃんと映ってる……!!
男の子たちに絡まれたことなんてどうってことないことに思えた。
だけど、湊はぐっと拳を握りしめて男の子たちを睨みつけていた。