居候同期とフクザツな恋事情



イオがよく行くらしいお店のURLをタップして、詳細を見せてくれる。


「へぇ、逆に私はここ知らなかった」

「でもメェちゃんと行くならここはないから、さっき教えてくれたここかなー」

イオが楽しげにお店探しをしているのを見ていたら、私も楽しい気持ちになってくる。

なにかのお礼とか、そういう特別な理由がなくても、会社帰りにこんなふうに一緒にご飯を食べて帰るのはアリなんだ。

そう思ったら、少し胸がそわそわとした。


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