復讐の華

水憐の姫になった訳だけど、生活としては前と変わらない毎日を送っていた。


学校に行き、放課後は倉庫に寄って暇を潰す。


メンバーたちがトレーニングをしている間に私と美穂でお菓子を作ったりなんかして、中々楽しかった。


皆んなもどんどん私を慕ってくれていた。幹部の誰かがいなくともメンバーと話せるくらいには打ち解けていた。


それに対して学校の居心地は悪い。


転校したばかりの頃、私を疎ましく思っていた女子生徒たちは、姫となった私に今度は馴れ馴れしく接するようになったのだった。


敵にしたくないということなのか、チャンスを伺っているのか。


どちらにしろ気分は良くなかった。私の計画に水憐以外は要らない。


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