わんこな後輩彼氏の話。
ネタで言ったつもりなのに、普通にうなずかれてビビっちゃう。
「桃萌ちゃん……ぎゅーってして」
「ん、おいで」
お弁当を置いてぱっと両手を広げる。
「桃萌ちゃん〜〜っ」
「ふふっ、懐かしいね。中学の時の大会の後みたい」
「うん……あの時は桃萌ちゃん全国大会に連れてってあげれなくて、ショックすぎて」
「うん。めっちゃ泣いてたよね。
いつもはくっきり二重なのに、その時は目も腫れすぎて一重だったし。
鼻と口も腫れてたもんね」
「……引いた?」
「んーん、可愛かったよ。私のために泣いてくれるなんて、優しすぎでしょ」
ぎゅーっと背中に手を回して鼻を私の首筋に押し付ける遥叶の鼻息は荒い。
若干変態の気を感じる。
「桃萌ちゃん……ぎゅーってして」
「ん、おいで」
お弁当を置いてぱっと両手を広げる。
「桃萌ちゃん〜〜っ」
「ふふっ、懐かしいね。中学の時の大会の後みたい」
「うん……あの時は桃萌ちゃん全国大会に連れてってあげれなくて、ショックすぎて」
「うん。めっちゃ泣いてたよね。
いつもはくっきり二重なのに、その時は目も腫れすぎて一重だったし。
鼻と口も腫れてたもんね」
「……引いた?」
「んーん、可愛かったよ。私のために泣いてくれるなんて、優しすぎでしょ」
ぎゅーっと背中に手を回して鼻を私の首筋に押し付ける遥叶の鼻息は荒い。
若干変態の気を感じる。