わんこな後輩彼氏の話。
心底意味がわからない、って顔をして話を聞いてくれる梨紗。
彼氏とのお昼も断って私と一緒にいてくれてる。
サバサバしてるのは言葉遣いだけ。優しい子。
「嫌われたく、ないから」
「だろうね。でも話し合わなきゃ、毎日私とお昼になっちゃうけど」
「でもさ〜……でもさ〜?
遥叶……女の子に手出してた時期あるんだよ?
それをわざわざ聞きに行くのってさ?その……」
「つまり、これ以上傷つきたくないと?」
私はこくりと頷く。
「でもさ?あの胡桃沢くんに限って、桃萌以外の女の相手するとは思えないんだけど。ベタ惚れって感じじゃん?」
でもさ?でもさ?
翔琉くんはそやって言ってたし。
……無理だよ。
聞けない。
彼氏とのお昼も断って私と一緒にいてくれてる。
サバサバしてるのは言葉遣いだけ。優しい子。
「嫌われたく、ないから」
「だろうね。でも話し合わなきゃ、毎日私とお昼になっちゃうけど」
「でもさ〜……でもさ〜?
遥叶……女の子に手出してた時期あるんだよ?
それをわざわざ聞きに行くのってさ?その……」
「つまり、これ以上傷つきたくないと?」
私はこくりと頷く。
「でもさ?あの胡桃沢くんに限って、桃萌以外の女の相手するとは思えないんだけど。ベタ惚れって感じじゃん?」
でもさ?でもさ?
翔琉くんはそやって言ってたし。
……無理だよ。
聞けない。