わんこな後輩彼氏の話。
「はぁ、ほんっと、あんたもベタ惚れだねぇ。
去年からずっと、頭おかしいなこいつって思ってたけど、本当にそうだったわ」
梨紗は呆れたようにお弁当をつつく。
「好きならさ、話し合わなきゃ。
いくら好き合ってても、なんでもわかるわけじゃないし、冷めたこというと、恋人同士って赤の他人じゃん?
なんでもわかってくれるはずなんてないんだよ。
わかってくれる、じゃなくて、伝えなきゃ、何も伝わんないよ」
「…梨紗、いい子すぎか」
鼻をずるずる言わせている私はすっごいみっともないと思う。
でもさでもさ、いい友達持ってるでしょ、私。
カッコいい友達持ってるでしょ。
「梨紗好き」
「私は彼氏のが好き」
「そこは嘘でも私も、とか言って欲しい」
「……私も好き」
「梨紗ぁっ!!」
私は勢いよく、梨紗に抱きついた。
去年からずっと、頭おかしいなこいつって思ってたけど、本当にそうだったわ」
梨紗は呆れたようにお弁当をつつく。
「好きならさ、話し合わなきゃ。
いくら好き合ってても、なんでもわかるわけじゃないし、冷めたこというと、恋人同士って赤の他人じゃん?
なんでもわかってくれるはずなんてないんだよ。
わかってくれる、じゃなくて、伝えなきゃ、何も伝わんないよ」
「…梨紗、いい子すぎか」
鼻をずるずる言わせている私はすっごいみっともないと思う。
でもさでもさ、いい友達持ってるでしょ、私。
カッコいい友達持ってるでしょ。
「梨紗好き」
「私は彼氏のが好き」
「そこは嘘でも私も、とか言って欲しい」
「……私も好き」
「梨紗ぁっ!!」
私は勢いよく、梨紗に抱きついた。