わんこな後輩彼氏の話。
店員さんが消えた後、桃萌ちゃんは行儀の悪いことに肘をついて、顎を置いた。
「遥叶は男の子で、家庭教師の先生は女……ってわけでしょ?
いつそういう雰囲気になって、そういうことが起こっちゃうか、わかんないでしょ?
……だから、その、さ。……ね?」
桃萌ちゃんは目を合わせようとしない。
少し俯きがちに、今にも泣き出しそうな声を出してる。
それは、その。
あれですか?
「……やきもち?」
「〜っ、当たり前でしょ?」
めっちゃ睨みつけられた。
「私、遥叶のこと、好きなんだよ。
桃萌ちゃ〜んって言いながら抱きついてくるとことか、がめついって思われたくないからって私がお部屋に入ってもちょっと距離を取って座ってみるとことか、膝枕してあげたら太もも触ってくるとことか、ヤキモチやいて私のこと閉じ込めたいって思っちゃうとこも可愛いと思ってる。
全部好き。
「遥叶は男の子で、家庭教師の先生は女……ってわけでしょ?
いつそういう雰囲気になって、そういうことが起こっちゃうか、わかんないでしょ?
……だから、その、さ。……ね?」
桃萌ちゃんは目を合わせようとしない。
少し俯きがちに、今にも泣き出しそうな声を出してる。
それは、その。
あれですか?
「……やきもち?」
「〜っ、当たり前でしょ?」
めっちゃ睨みつけられた。
「私、遥叶のこと、好きなんだよ。
桃萌ちゃ〜んって言いながら抱きついてくるとことか、がめついって思われたくないからって私がお部屋に入ってもちょっと距離を取って座ってみるとことか、膝枕してあげたら太もも触ってくるとことか、ヤキモチやいて私のこと閉じ込めたいって思っちゃうとこも可愛いと思ってる。
全部好き。