わんこな後輩彼氏の話。
「だーめ、遥叶絶対ひっかかるもん。長くなるから先行って待っててよ」
「でも僕、どこに何があるか全然わかんないよ?」
「……自分の教室で待ってなよ、迎えに行くから」
「え、やだ。友達に先輩見せたくない」
「そーゆーのいいから大丈夫だから。
とりあえず一旦教室戻る」
「……はぁい」
渋々自分の教室に、戻っていく遥叶。
私のお弁当は持っていった。
「桃萌(もも)、愛されてんね」
ぽんっと肩を叩かれて振り返ると満島梨紗が。
高校入ってからずっと仲良くしてくれている、私より断然サバサバしているタイプの女の子。
ポニテが可愛い。
「うん、梨紗も彼氏とラブラブじゃん?」
「いやいや、うちらそこまでじゃないよ。
そんな、好きな子のためにガチ勉強して偏差値釣り上げて学校来るなんて、そんなのあんまいないじゃん?」
「そうかなぁ……」
私は梨紗に手を振って生徒指導向かった。
「でも僕、どこに何があるか全然わかんないよ?」
「……自分の教室で待ってなよ、迎えに行くから」
「え、やだ。友達に先輩見せたくない」
「そーゆーのいいから大丈夫だから。
とりあえず一旦教室戻る」
「……はぁい」
渋々自分の教室に、戻っていく遥叶。
私のお弁当は持っていった。
「桃萌(もも)、愛されてんね」
ぽんっと肩を叩かれて振り返ると満島梨紗が。
高校入ってからずっと仲良くしてくれている、私より断然サバサバしているタイプの女の子。
ポニテが可愛い。
「うん、梨紗も彼氏とラブラブじゃん?」
「いやいや、うちらそこまでじゃないよ。
そんな、好きな子のためにガチ勉強して偏差値釣り上げて学校来るなんて、そんなのあんまいないじゃん?」
「そうかなぁ……」
私は梨紗に手を振って生徒指導向かった。