Déjàvu デジャヴ

「上杉…どぉしよう…

不安だったよ…
心配だったよ…」


上杉の制服をギュッと握った




私の肩に

背中に

そっと上杉の腕が触れた



壊れやすい物を触るみたいに




泣いてる私に

上杉は何回も「ごめん」て謝った




気付いたら足が冷たくて

私は裸足で玄関にいた






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