Déjàvu デジャヴ

次のバイトから

淕がひとりでホールをやることになった



「ひーちゃん、ごめんね…
オレ、なんかひーちゃんのこと
よく知らなくて…
嫌な思いさせてた」



「別に…ぜんぜん、そんなんじゃなくて
私の方が、ごめんなさい…」



焦る…


話すだけなのに




「じゃあ、よろしくね、淕!
愛想よくしろよ!」



「まかせて!
客増えたら、時給アップね!」



「客減ったら引くからな!」




私のせいで


ごめんなさい…






< 248 / 561 >

この作品をシェア

pagetop