Déjàvu デジャヴ

ドキ…ドキ…ドキ…ドキ…



掴まれた手を握ってみた



ドキ…ドキ…



あの人は

上杉とは別人だった




細くて長い指


爪が伸びてたのかな…?

手を引き寄せた時に
爪の跡が付いた



背が高くて

白くて透明感のある肌



光に透けた髪が風でなびいた



近くで見たらホントに綺麗な人



何も知らないのに

あの人のこと



告白する女の子の気持ちがわかった気がした



虜になるって
こーゆーことなのかな…って




目が離せなかった





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