イジメ返し―新たな復讐―
わたしはカスミちゃんやクラスメイトのアカウントをブロックした。

SNSをブロックしてもカスミちゃんはわたしのスマホの番号も知っている。

カスミちゃんの電話番号も着信拒否設定にする。

わたしは一心不乱にカスミちゃんからの着信履歴やメッセージを削除した。

こんなものとっておいても精神衛生上よくないだけ。

今のわたしが何をしようとも、どんなにゴマをすってもカスミちゃんからの攻撃は止まない。

だったら、もうこうするしか道はない。

できるだけ心安らかにいられるように模索するしかない。

全ての削除が終わると、わたしは大きく息を吐きだした。

そして、真っすぐ前を見据えるとそのまま自転車を漕ぎ再び家を目指した。


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