イジメ返し―新たな復讐―

それはきっと錯覚ではない。今ではカスミちゃんが自分から話しかけてくれるようになった。

クラス内で権力を伸ばしているのは間違いない。

このままこの権力を維持し続けられれば今後イジメられることだってないだろう。

昔のようにビクビクと周りの人の目を気にせずに自由な学校生活を送れる。

そう考えると、胸が躍った。

明日は愛奈をどうやってイジメようか。

あたしは日々そんなことばかりを考えるようになってしまっていた。