イジメ返し―新たな復讐―
「わたしね、ずーっとカスミちゃんにお金取られてたの。必死に溜めたお金をカスミちゃんたちはわたしの家に来てむしり取っていった。そのお金……何に使われたと思う?真紀が一緒に遊んだとき、使ったんだよ。お洒落なカフェ行ったりカラオケ行ったりしたんでしょ!?あれ、わたしのお金だから。アンタが何もしらずに楽しんだお金はわたしが必死になって貯めたお金なの!!カスミちゃんがお土産買ってくれた……?アンタのその言葉にわたしがどんな気持ちになったか分かる!?何も知らないくせに偉そうなこというな!!!」
わたしの言葉に真紀がぽろりと涙を零した。
「そ、そんな……。ご、ごめん。愛奈……。あたし、何も知らなくて……」
「そうだろうね。知らないからあたしにあんなこと言えたんだろうね。もういいから。とにかく、わたしの邪魔をしようとしたら誰であろうと許さない。それがたとえ真紀だとしても」
「愛奈……」
「ていうか、人の心配する前に自分の心配した方がいいんじゃない?」
わたしは真紀を冷めた目で見つめると、そのまま背中を向けて教室に入った。
真紀が涙を流した瞬間、心の中にスーっと気持ちのいい風が吹いた。
もっと早くからガツンと言ってやるべきだった。
空気読めないとか鈍感とか自覚してるなら、それを直そうとすべきでしょ?
真紀ってホントムカつく。
授業が始まってからも保健室にでも行ったのか真紀は教室に入ってこなかった。
わたしの言葉に真紀がぽろりと涙を零した。
「そ、そんな……。ご、ごめん。愛奈……。あたし、何も知らなくて……」
「そうだろうね。知らないからあたしにあんなこと言えたんだろうね。もういいから。とにかく、わたしの邪魔をしようとしたら誰であろうと許さない。それがたとえ真紀だとしても」
「愛奈……」
「ていうか、人の心配する前に自分の心配した方がいいんじゃない?」
わたしは真紀を冷めた目で見つめると、そのまま背中を向けて教室に入った。
真紀が涙を流した瞬間、心の中にスーっと気持ちのいい風が吹いた。
もっと早くからガツンと言ってやるべきだった。
空気読めないとか鈍感とか自覚してるなら、それを直そうとすべきでしょ?
真紀ってホントムカつく。
授業が始まってからも保健室にでも行ったのか真紀は教室に入ってこなかった。