きみと秘密を作る夜
「里菜子」
晴人が私の名前を呼ぶ。
その瞳に映る、私が見える。
「ねぇ、ずっとこうしててよ」
晴人は答えず、代わりに口付けをくれた。
汗ばんだ肌と肌が密着する。
どれだけ言葉を並べるよりも、セックスで繋がることが、一番わかりやすいから。
「里菜子」
晴人は行為の間に、何度も何度も私の名前を呼ぶ。
もっともっと、名前を呼んで。
私のこと以外、考えないで。
欲深い思考は、際限ない。
「晴人」
ねぇ、晴人。
ずっとこのまま、夜が明けなければ、永遠にふたりだけの世界を作れるのにね。
晴人が私の名前を呼ぶ。
その瞳に映る、私が見える。
「ねぇ、ずっとこうしててよ」
晴人は答えず、代わりに口付けをくれた。
汗ばんだ肌と肌が密着する。
どれだけ言葉を並べるよりも、セックスで繋がることが、一番わかりやすいから。
「里菜子」
晴人は行為の間に、何度も何度も私の名前を呼ぶ。
もっともっと、名前を呼んで。
私のこと以外、考えないで。
欲深い思考は、際限ない。
「晴人」
ねぇ、晴人。
ずっとこのまま、夜が明けなければ、永遠にふたりだけの世界を作れるのにね。