【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
「誰に………?」
「俺以外に誰かいるわけ?」
「虹くん……? 目の前にいるのは私だよ? よーく見て!」
顔を上げて虹くんに近づき自分の顔を指さした。
「この顔だよ!? 女子とすら認定されるか際どい私だよ!?」
「そういうところが危ないんだよ」
そりゃ女子寮までほふく前進してるし、色んな意味で危ないことは認めよう……。
「俺の目見ても、動じない奴だよな」
ポツリともらした虹くんの声が優しく響いた。
「そのお顔立ちのよさにひっくり返る女子もいるけど、私は動じない……と思ってる……」
すると、虹くんの手が私の頬に滑り込んできた。
ピクリと反応して、虹くんに目をパチパチさせていると……