【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
「わかってないみたいだから教えておくけど、これ以上、俺の理性揺さぶんないで?」
虹くんの理性………。
それをこの脇役にもならない私が揺さぶっている……?
じわじわと首筋が熱くなっていく。
心の中で復唱して、耐えきれずに虹くんから顔を逸らした。
同時に、私は直立不動でそのままベットに倒れ込んだ。
「黒田?」
な、な、なにこれ夢……?
虹くんが呼んでる。
だけど身体中の血液が沸騰しそうになって、ドキドキが止まらない……。
そうだ、きっと特に深い意味なんかない!
思春期の男子だし……って。
そんなこと考えちゃう私は変態かもしれない。
「寝る前にこれ読んで」
これ?