【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
* * *
その夜。
夕飯を頂き、忍者も顔負けの早足で女子寮から戻った私は、まず整理してみることにした。
深恵くんに言われたことは気になるけど、それも含めて考えてみよう!
虹くんはお風呂で不在だから今のうちだ!
早速、紙を取り出して相関図などを書く。
・707号室でなぜかルームメイトになる
・何者かからの試練でミッションを遂行中
・学園内に虹くんの苦手な場所がある
・深恵くん⇒虹くんのテリトリー圏内
・翠⇒私の元デブ友
……うーむ。
これだけじゃ共通点は見当たらない。
行き詰まった私は、イタズラ心で夢相関図でも書いてみることにした。
……と、その時。
──ガチャッ
部屋のドアが開いて、虹くんがお風呂から戻ってきた。
や、やばい……隠さなきゃ!
こんなもの見られたら言い訳出来ない……。