【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
「よかった。初めて意見が一致したね……!」
「喜びすぎ」
だって、家に帰れなんて言われたら困るもん。
だから胸をなでおろした。
「わかった……! 私はいいよ! とりあえず次のカードみたいなものが届くまで、ここに留まるから!」
家に帰るより断然マシ。
そう思い、虹くんに固い決心を訴えてみたものの、
「いいの?こんな男のこと信じても」
「え?」
ベットに座った虹くんが私へと顔を上げた。
「寝る時も同じ部屋だけど? 俺、優しくないかもしれないよ」
「っ!?」
イタズラっぽい言い方にドギマギする。
「どうする?」
……と、探るような虹くんの瞳。