【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
「そろそろ寝るけど、黒田もベット入る?」
「……うんっ! 私も、寝る」
虹くんに捨てるななんて言われたら捨てれない。
だから、私のくだらない妄想だらけの夢相関図の紙を、小さく畳んでカバンに閉まった。
ホントは虹くんの嫌いな場所ってやつを質問したかった。
でも、嫌いなことをあえて聞くのはやめた方がいいと思った。
「なにしてんの? 早くおいで?」
いつも寝ているベットなのに、なんでかすごく緊張する……。
ベットの中に入ると、虹くんの身体とくっつきそう。
「……見つかるかな。共通点」
「見つけるしかないだろ」
言いながら、パチンッと虹くんが電気を消した。
「何か、見つりそう……?」
ボソッと虹くんの背中に問いかける。