【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
同じベットで虹くんに見られてるだけでもドキドキしちゃう。
……こんなの不可抗力だ。
「なんかした方がいいってこと?」
「ち、ちがーう……!」
堪らなくなった私は頭まですっぽりとタオルケットを被った。
こんな顔を見られたら言い訳が思いつかないから……。
──バサッ
「起きた時焦るから顔は出しといてよ」
それなのに、タオルケットはいとも簡単に奪われた。
「それに、おやすみって顔見て言いたい」
「……なっ、」
嬉しい言葉なのに、それは安眠妨害だ。
「目閉じて?」
……って言われても、全然眠れないよ。
虹くんという存在がここまで脅威とは思わなかった……。
こんなんで、共通点なんて一体どこにあるのー!?