【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2


例えば、「大丈夫! 私は虹くんに女子として認定されてると思ってないから!」とか訳わかんない主張を今でも続けてる。


だからか、黒田はいきなり着替え始めるし、ランドリーから下着を手づかみで持ち帰ってきたりもする。



「……お前、なんだよそれ」



目も当てられなくて俺が突っ込めば、



「あっ! これ!? 翠にも谷間が作れる魔法のブラなんてあんたには早いから!って言われたことあるんだけど、お気に入りなんだよ!?」


「……」



そうじゃないだろ、バカ……。


かく言う俺は当然目のやり場にも困るから、大抵ベットを陣取って黒田を見ないようにしてきた。

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