【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
「……短冊に願いごと書いちゃおっか!」
そう言ったものの、さっき虹くんはなんて言ったんだろう?
まだ気になってるけど、今はミッションを終わらせることが先決だ!
「てかお前、願いごと決まってんの?」
「あっ!!」
しまった……。
あらかじめ決めておくべきだったのに、すっかり忘れていた。
「やっぱり考えてなかったんだろ?」
「うぅ……急ぎますので、少々お待ちを……」
願いごと願いごと……。
って言っても、変なこと書いたらお兄ちゃんに叱れるし……。
うーむ……。
「ぷっ。必死すぎ」
ぐるぐる思考を巡らせていると、隣で虹くんが小さく吹き出した。