【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
さらには、女子扱いされることに慣れてないから反応に困ってしまった。
虹くんからすればどうってことのない会話だとは思うけど。
「虹くん、荷物こっちに置いてもいい?」
髪を拭きながら虹くんは頷いた。
ベット側には既に虹くんの荷物が集中しているから、反対側のスペースが私のテリトリーってことでいいのかな?
明日から学校だから、まずは制服をハンガーにかけて準備をする。
「てか、髪濡れてんじゃん」
「えぇと、乾かしてる時間ないかなって……私が急いじゃっただけなんだけど……」
「風邪ひくだろ」
「大丈夫だよ!もう半分くらい乾いてるし!」
狭い部屋のせいか、振り向けばすぐ近くに虹くんが座っていて距離が近い。