【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
「とにかく、まずはこのミッションをクリアしていくしかないよね! 私はやる気スイッチもう入って……」
「そっち使って」
え!?
意気込みを見せるも、虹くんはとっくに寝る支度を始めている。
「そっちって、ベット……とっちゃうよ?」
ここは布団だって用意されていないという不親切な部屋なのに。
「俺はここでいい」
ここって、床じゃん……。
「ダメダメ! 身体によくないんだから!」
「自分の心配してってさっき言ったよね?」
「いーや! 引き下がらないよ! 私のお父さんは布団で寝てたけど、それでも腰を痛くしたんだから!」
「それだけ言うんだからお前も床で寝るとか言わないよな?」
「……っ、」
しまった……。
私ってば、自分で自分の首を絞める発言を。