【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
そこは寮長としてってことなんだろうけど。
「どうりで、私達の過去も知ってるってわけね……」
送り主とはいえ、私と虹くんのことを知っている人じゃないと、あんなミッションは出せないもん。
「誤解しないでもらいたいが、天沢虹、キミのことについては母さんと広夢さんから聞いて知ったことだ。ふたりはとても悩んでいた。決して探ったわけではないからな」
……なるほど。
ようやく冷静に考えられるようになってきた。
私と虹くん、そしてお兄ちゃんと深恵くんの4人は同じ小学校だったってことだ。
深恵くんは、さすがに『肩足』と呼ばれていた当時の私のことは覚えていなかったみたいだけど……。
それでも危ないことは多々あった……。