【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2


「母さんと広夢さんのことについて知ってもらいたくて、ふたりに噴水広場を指定した時は俺も危なかった」


「……呼び出したのは送り主であるお兄ちゃんの方じゃん!」


「そうなんだが、様子を見に変装して隠れていたら職務質問を受けてな……」


「……」



職務質問を受けるほど怪しい格好をしないでもらいたい……。



「そもそも、なんでミッションなんて出したの……? すごい大変だったんだからね! 私なんて毎日ほふく前進してたんだよ!? ねっ、虹くん!?」


「……」



これ以上ほふく前進を続ければ、ただでさえ平たい胸がへこみそうだったんだから。

< 345 / 369 >

この作品をシェア

pagetop