【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
「今まで、本当にありがとう」
「……これが最後みたいな言い方すんなよ」
眉を下げて困ったみたいに笑った虹くんに、
「……虹くんは、寂しい……っ?」
ついそんなことまで聞いてしまった。
「お前のほふく前進がもう見れないとか、寂しいかもな?」
「あ、あれは……必要な手段だっただけで、決して好きでやってたわけではないんだよ!?」
「本当?」
「ほ、ホントーー!」
私がクスッと笑うと、虹くんも笑った。
そして私は、笑顔で707号室にさよならしたのだ。