【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2


「じゃあもうそれでいいよ。俺もベット使うから。でもその前に証明させて?」



証明……?


なんのことを言ってるのかわからない私の腕を、虹くんが掴んだ。



「早くおいで?」


「えぇっ……虹くん!?」



ベットに入るように引っ張られ、パニックになる。


ふたりでベットの中に入るという展開に私の心臓は緊急事態を知らせる。


な、なにこれ……。



「やっぱシングルだから狭いな」



そんな私とは真逆に冷静な虹くん。


そして、私の手をそっと自分の胸に当てさせる。



「俺、ドキドキしてる?」



全然……。

至って正常だと思う。

だから私は言葉の代わりにふるふると首を振った。


むしろ、こんな状況で正常でいられないのは私の方だ……。

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