【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
「ねぇ、もうキスしていい?」
「……っ、キス……!?」
恥ずかしくて目を泳がせる私に、フッと笑みを零すと、
「ホント可愛いな、お前」
甘やかすみたいに囁いて、触れるようなキスをした。
「今日は帰んないんでしょ?」
静かに唇を離すと、虹くんがイタズラっぽく聞いてくる。
「……か、帰んない……予定です……っ」
「じゃあ俺も我慢しないけど、覚悟出来てんの?」
「もちろんっ、出来てるよ!」
お兄ちゃんに怒られたって構わない……かも。