【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
早速部屋を出て、いざ出陣!
「ど、どう……?」
ガチャッとドアを開けて、虹くんが周囲を見渡している。
「誰もいない。早く出て?」
私は特殊任務の捜査官だと暗示をかけて、ささっと部屋を出てる。
「警戒しすぎじゃない?」
「そりゃ警戒レベルマックスまで引き上げてるよ!? 今は任務遂行中と思ってるくらい!」
「……意識しすぎだろ」
「いやいや! それくらいの意識の高さを持ってないとバレるかもしれないでしょう!?」
みんなが登校する慌ただしい時間だからこそ、慎重にならなきゃ。
次は、そーっとそーっと階段を降りることに成功。
外靴は虹くんの扉付きの下駄箱に一緒にいれてもらっているからありがたい。