【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
項垂れながら、反省しないと協力は得られないだろうと心の中で思った。
「俺のこと見ながらそういう顔すんだから、ズルいんじゃない?」
「そういう顔……と言われても……」
笑顔が不気味だっただろうか……?
そう言われた前例ならある。
「これ以上困らせてどうしたいんだよ」
……ったく、なんて不服そうにそっぽを向いた虹くんの手が離れていく。
「反省する……これからは困らせないよ! だからゆっくり寝てください! 私は、サイレントに筋トレしてるから!」
さっきは地震を起こしてしまったから静かにしなきゃ。
それにもう二度と『肩足』には戻りたくないし……。
気を取り直してトレーニング再開!と、思って立ち上がってみたものの、
「……に、虹くん寝ないの?」
ベットに寝そべる虹くんは、今度はこちらを向いている。