小説家の妻が溺愛している夫をネタにしてるのがバレまして…
それからお風呂を済ませた私たちは、郁人くんの部屋のベッドに腰掛けて、ひたすらに口付けを交わしていた。
「…んっ…はぁ…」
「詩乃ちゃん…舌…出して…」
「ぅん….」
言われるがままに舌を出すとジュッと甘く吸われ、ピリピリとした気持ちいい電流が身体中に駆け巡るような感覚に陥る。
「きもちい…?」
「うん…」
身に纏っていた寝巻きを簡単に脱がされ、次に手が伸びた先は胸部だった。形がグニグニ変わるように彼は揉むと、舌先でその頂をレロレロと弾く。頭の中が真っ白になるほどの快感を感じていると、今度は2つの実を中央に手で寄せると2つとも口に含んで彼は吸った。
「あ、あぁ…♡」
「甘い声…可愛い…。」
優しく頭を撫でる郁人くんの手に触れて、私は頬の方へと引き寄せる。
大好きな人の大好きな手。
その手のひらにチュッと目一杯の愛情表現としてキスをすると、嬉しそうに彼は笑った。
「挿れる…?」
「待って。もっと…ほぐしてあげる…」
すでにトロトロになった私のナカに指を入れて、関節を曲げてお腹の方を刺激し始める。
「ぅ…あぁ…! んんっ…♡」
「ココ…好きだよね。」
身体を重ねるたびに私の好きなところを知っていく彼。我慢したくても出てしまう喘ぎ声を聴くと、片方の口角を上げて意地悪な表情をした。
ちゅっ…ちゅっ…と音を立てて太腿の内側にキスを繰り返し、気づけば彼の唇は私の敏感な場所へと辿り着く。
「ひゃっ…!だめ…!汚い…」
「綺麗だよ…」
精一杯の抵抗として、私は脚を閉じようとする。けれど彼によってそれは簡単に妨げられ、次の瞬間、温かい彼の舌が小刻みに私の敏感な陰核を舐め始めた。
「あぁぁ…! ……ッ、ひゃぁ…!」
ナカを指でかき回しながら、同時に攻め立てられ、腰の奥底からトロけてしまいそう。指を何度か抜き挿ししてから完全に指を抜くと、両手の親指を使って私のナカを覗くように広げた。
「んっ…恥ずかしぃ…」
「……ここは素直だね。嬉しそうに愛液垂らしてる…」
上がった息を整える間もなく、今度は舌を挿れてヌプヌプと往復運動し始める。
それがまた悦くて、グズグズになっていく私を彼は嬉しそうに眺めてきた。
「イきたい…?」
「……イったら…この後…保ちそうにない…」
「………じゃあ一回だけ…」
今度は指を2本、私の蜜壺に沈めてはクイクイ擦り、口で敏感な場所の皮を剥いて吸い上げ始めた。
「んあぁぁ…!…あっ…あ、あぁ…♡」
味わったことのない甘美さに、私は少しも我慢もできずに呆気なく果ててしまった。
「ふっ…気持ち良さそうな顔してる」
引き摺り出した濡れた指を見せつけるように郁人くんは舐めつつ、私を見下ろす。
「……はぁ…はぁ……」
「息…整えてるところ悪いんだけど…僕、もう抑えられそうにないや…」
郁人くんは何も装備していない肉棒と私の大切な場所を触れ合わせ、真っ直ぐに瞳を見つめた。
「………すごく…緊張してる…」
「私も…」
2人同時にクスりと笑みを浮かべると、胸に蔓延る喜びと嬉しさと気分の良さに酔いしれた。