小説家の妻が溺愛している夫をネタにしてるのがバレまして…
ぐぷっ、ぬぷっ、という空気を含んだいやらしい音をさせながら、私と郁人くんは繋がる。
「あぁ…♡」
「……詩乃ちゃん…」
降り注ぐキスを受け止め、快楽に耐える。大きく膨れ上がって硬くなっている彼をナカで感じた。
「ぅわ……きつっ…」
「んっ…はぁ、あ…あぁ…」
郁人くんは気持ち良さそうに眉毛を眉間に寄せる。私の身体で彼がこうなっていると思うと、興奮が押し寄せてきて、より一層快感を得ようと私は無意識に彼の欲望を締め上げた。
「っ……詩乃ちゃ…ん……っ…はぁ…締めすぎ…」
「……んんッ!」
「…それ…に……軽く何回も…イってる…? すごく…ナカ、ヒクついてる…ッ…」
身体と身体の間の距離を無くすようにくっつくと、くちゅくちゅと私の耳の中を彼は舐める。腰の動きは激しくなる一方で、パンパンっという渇いた肌を打ち付ける音が部屋にこだました。
「奥…ッ……きもちぃ…っ…!」
「たくさん…突いてあげる…」
上がった息が艶っぽくて、私は郁人くんの腰に両脚を回して組む。
「っ!それ…いやらしい…」
「んっ…はぁっ…」
彼は首筋に吸いついて私にキスマークを施すと、更に肉棒が大きく脈を打って肥大化した。
「好き…大好き…っ……んッ…」
「僕も……愛してる…」
身体全身を包み込むような多幸感に溺れる。
彼が愛しい。幸せだ。
「んっ…はぁ…僕…限界…っ…」
「あぁぁ…!んっ…ぁんっ…!」
「詩乃ちゃん…! 好きだよ…っ…。愛してる…」
「わ、たしも…ッ!……んっ……」
「……愛してる…っ…」