ぶたといぬとぱぱ。
実家へ帰省していた私は
親友、という子と遊んでいた。

そして帰り際、
お互いの家族の話になった。


その親友、という子は
家庭環境が複雑で
何度も挫折を繰り返していた。

でも私と高校生からずーっと
遊んでいた関係で
私の家族のことを本当の家族と
思ってくれていた。


中でも父がいない親友、には
私の父は本当に父に感じたようで
漫画家になる夢が破れたら
料理人になるという夢まで
抱いていたと、知っていた。

私はそんな父を尊敬し
そんな親友、を家族だと思った。




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