ぶたといぬとぱぱ。
"ねぇ、あの時言ってた料理人っていう夢は今も変わらないの?実際に働いてみて大変で嫌になったりしてない?"

私は親友、にそう言った。

それは深い意味なんてなくて
ただ私が看護学生になり
現実を知って辛かったから
親友、も同じ壁にぶち当たって
辛い思いをしていたら
と思った、ただそれだけだった。


"そんなことはないよ。調理師の免許とりたいのは変わらないし"

そうなんだ、よかったね。


そう言いかけた時。


"でもぶたちゃんのお父さんへの憧れはなくなったかな。色々聞いちゃったし、職場の人から。"


親友、はそういった。





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