君の笑顔に~はじめて恋を知った僕等~
「もう、大丈夫。友だちのとこに行っておいで?」


「ありがとう、母さん。俺なにも用意してなくって・・・。」


「いいの。いいの。行ってきなさい。」


「うん。」


カラッ
ドアを開いて少し立ち止まった

・・・俺母さんに言ってないことがある


「母さん。」


「・・・ん?」


「今まで、ごめん。」


そう言うと母さんはふっと笑って手を振った


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