ただ恋愛したいだけ。
「バイト先に遊びに来いってこと?」


バイト先にいい人でもいるのかな?でも紹介とかは嫌なんだけど…。


「違う違う、一緒に働こうってこと!店長が人手足りないって言ってたんだよね。」


「え、なんで?私別にお金に困ってはないけど…。」


「もー、菜桜は分かってないなぁ。私の彼氏ね、バイト先のお客さんだったの。常連さんなんだけど、私の顔がタイプだったらしくてさ笑。連絡先聞かれて、そこからって感じなんだけど…。」


「え!そうだったの!いいなぁ、いいなぁ〜!」


私は思わず興奮してしまった。だって、こういう出会いってすっごい憧れる!!


「あと、普通に働いてる人の中にも彼女募集中の人とかいるし!出会いいっぱいだよ??きっと。好きな人出来るかもだし、お金も手に入って一石二鳥じゃん?」


「働く!私そこで働く!」


私は食いつき気味に答えた。


「おっけい〜。じゃあ店長に伝えてみるね?」


「ありがとう!柚杏大好き〜!」
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