オオカミさんはウサギちゃんを愛でたい。

 エッロ。

「かわいい?」

 えっろ!!!

「なにか言ってよ」

 写真もよかったが生の破壊力やべぇ。

「スカート短すぎないか」
「大丈夫だよ。パニエ履いてるから見えない」

 オイコラまくりあげるんじゃない。
 撫でたくなるだろうが。

 ニーハイから繋がってるのはガーターベルトだが。
 ンなもん学祭ではつけてなかったろ。
 少なくとも送られてきた写真にはうつってなかった。
 うつってたらキレてるわ。

「仕上げは、これ」

 頭にうさ耳のカチューシャをつける、美香。

「大地くんが遊園地で買ってくれたやつだよ。覚えてる?」
「そんなこともあったな」

 ……覚えていますとも。

「いっしょに写真とろーよ。ご主人さま」

 煩悩よ。

「聞いてる?」
「口のききかたがなってないな」

 ただちに消滅せよ。

「えーっ」

 気が狂いそうだ。

「それじゃ、悪いメイドには。……お仕置きしちゃう?」

 ――――理性崩壊、5秒前。
< 192 / 201 >

この作品をシェア

pagetop