オオカミさんはウサギちゃんを愛でたい。
「お尻ペンペンしてやろう」
「そんなのやだ~!」
ムラッとくるなと言う方が無理ある。
どんなけ我慢してきてると思ってる。
18になったとはいえ、まだ、高校生。
それが俺のストッパーとなっているわけだが、そろそろキレていいか。
めちゃくちゃ可愛いじゃねえか。
キスして押し倒してやりたい。
が、それと同じくらい、愛でたい。
ただただ可愛がりたい。
見ているだけで癒される。
たまに、いや、よくイラッとさせられるがそれすら愛しい。
「かわいいって言って欲しいのに」
言えるかよ。
言えば、止まらなくなる。
「不能なんじゃないの」
「は?」
「ほんとは男が好きだったりして!」
ンなわけあるかよ。
「いつまで紳士なフリするの」
大切に、したい。
「あたしが魅力ないのかと。思っちゃう」
守りたい。
「もういい。出てって。脱ぐから」
――――壊したい
「手伝ってやろうか」