ベランダに21時、君に会いたい。
「それは……礼央ドンマイだな。お前がイケメンすぎるせいだ」
「私も同感……それに、いじめられてその後の現場を見られてショックだったんじゃないの? 守ろうとか何かするとかできなかったわけ……卒業してから気付くっておそ」
………。
「それは、何も反論できない……もうダメなんだよ、暖しか好きになれない」
「……会えないのに?」
「一回、他の女子と出掛けたんだけど無理だった。楽しくない。可愛い格好されても、暖だったらって考えて……つまんなかったって言われた」
二人は固まってる……そんなに、固まることなのか?
「めんどくさいというか、逆に怖い……それその子と付き合ったら、どうなるんかね」
美紅と哉斗は「怖っ」と二人で言っていて、もう完全な飲み会状態……。
その後は、二次会に行くと言う二人と別れた。