イケメン従者とおぶた姫。
お婆は、サクラの部屋をでると
真っ先に、リュウキの部屋を断りも入れず勝手に開けて入って来た。
娼婦の女とリュウキがお楽しみ中だろうが構わない!自分の処分なぞ気にせん!
そんな事よりも!
「旦那しゃま!!どういうおつもりでしゅか!サクラしゃまに何をしましゅた?」
お婆は、怒り奮闘でリュウキを問い詰めた。
「…おいおい、マジかよ。こんな時にも容赦なく入って来るなんて、お婆くらいなモンだぜ。」
リュウキは、女を悦ばせつつ
「何をしたもなにも。アイツに女教えてやろうって思っただけだ。
なのに、こんな美人にも関わらず突っぱねやがって。勿体ねーよな。」
なんて、笑っていた。お婆は、女の大きな喘ぎ声とベットが小刻みに軋む大きな音にかき消されるようなか細い声で
「…な、なんと酷い事をなしゃります…」
と、サクラを哀れみ言葉を落とした。
おかしいとは思った。
今日、何故かメイド達を早めに休ませた事。しかも、メイド長であるお婆をも強制的に帰らせたのだ。
お婆は、何かあると思い
一旦家に帰ってから念のため様子を見に屋敷に来たのだ。
すると、どうだろう。
血相をかいて風呂場に向かうサクラの姿。
最近、あまり風呂にすら入らないサクラ。
風呂場に入ってもシャワーもカラスの行水の如く早いサクラなのに、なかなか風呂場から出て来ない。
ショウがいた時なら分かる。
ショウがいた時は、念入りに隅々まで綺麗にしていたのでシャワーですら長かったし
風呂には最低三回は入浴していた。
だが、今はショウがいないのだ。
ショウがいないのに長風呂はないだろう。
のぼせて倒れているかもしれない、ただでさえ今にも倒れそうなくらいに弱っているのにと、お婆は心配になりそっと風呂場を覗いてみたのだった。
そして、今に至る。
お婆は、今のリュウキに危機感を覚えていた。
何となくだが、リュウキの考えている事が分かる。それも、リュウキ自身が自覚してないだろう気持ちも。
お婆は思った。このままでは、リュウキもサクラも壊れてしまう。
どうにかしなければと。
次の日、屋敷中がショックと悲しみのあまり悲鳴に満ちていた。
あのとても美しいサクラの髪が…腰まであるストレートサラサラヘアーがなくなっていた。
かわりに、五分刈りのボーズ頭…しかも切る時に失敗したのだろう所々小さなハゲもいくつかあった。
…似合わなくはない、似合わなくはないが断然ロングが似合っている。
ゴシゴシと目を擦り、夢であってくれと祈りを込め何度も見直してみるが
あの美しい髪が…ない…ない、無い!
ガーーーン…
若いメイド達はショックのあまり放心状態になっていた。
リュウキも驚き声を失った様だった。
サクラのボーズ頭を見て、心当たりがあり少しばかり気まずい。
まさか、自分の何でもない些細な言葉一つでこんな事になるとは…と。
その日、屋敷中、学校中が、サクラの髪問題でお通夜状態だったという。
それは、さて置き
お婆の願いも虚しく、リュウキの暴走は続いた。
あれからリュウキは性懲りも無く、毎晩のようにサクラに美女を当てがおうとしてきたのだ。
それでも、サクラは変わらず。
ただただ、ストレスばかり溜まっていく状態であった。
ただ、サクラにとっての救いは毎回、お婆が女達を追い払ってくれた事。
サクラに突っぱねられた美女達は
毎回リュウキに美味しくいただかれ満足して帰っていく。
だが、それに、いい加減痺れを切らした
リュウキは
このままでは埒が明かないと、自分の業務の合間を塗って無理矢理に盛大な宴を開いた。
リュウキや他のメイド達もサクラの女性の好みが分からない。なので、清楚系からセクシー系までバリエーション豊富に美女達(遊女)を揃え屋敷に迎えた。
あと、例外も考え…特殊な趣向の女も用意したし、男性が好きかもしれないとそちらも豊富に揃えてみた。
そこに、サクラを無理矢理連れてきて
なにせ、この歌えや踊れやの大宴会はサクラに女或いは男をあてがう為だけのもの。サクラには年相応に異性や性に興味を持ってほしかった。それ以外にもだ。
つまり、ショウ以外にも視野を広げ色々なものに興味を示し、本当に自分のしたい事を考えてほしいと考えていたのだ。最初のうちは…。
だが、サクラの頑なな姿勢にだんだんと腹を立てていき自分は間違ってないと意固地を立てた結果がこれだ。
“性に興味のない人間などいない。多感な時期の思春期は特に!”そう結論づけたリュウキは、その考えを強行した。
もはや、リュウキの意地であった。
厄介なお婆には、強制的に長期休暇を与え
お爺と一緒に国内旅行に行かせた。
だが、鋭いお婆はそんなリュウキに、何かやましい事をしそうだと怪訝な顔で
「…私は、旦那しゃまの事を実の息子のように思っておりましゅ。
同時に、ショウしゃま、サクラしゃまも実の孫のようにかわいい。
しょんなサクラしゃまをこれ以上悲しませるようなマネをしたら…このお婆、この命が尽きようと旦那しゃまを恨みましゅる。」
と、リュウキに釘を刺しお爺と一緒に旅行へ出かけて行ったのだが…。
真っ先に、リュウキの部屋を断りも入れず勝手に開けて入って来た。
娼婦の女とリュウキがお楽しみ中だろうが構わない!自分の処分なぞ気にせん!
そんな事よりも!
「旦那しゃま!!どういうおつもりでしゅか!サクラしゃまに何をしましゅた?」
お婆は、怒り奮闘でリュウキを問い詰めた。
「…おいおい、マジかよ。こんな時にも容赦なく入って来るなんて、お婆くらいなモンだぜ。」
リュウキは、女を悦ばせつつ
「何をしたもなにも。アイツに女教えてやろうって思っただけだ。
なのに、こんな美人にも関わらず突っぱねやがって。勿体ねーよな。」
なんて、笑っていた。お婆は、女の大きな喘ぎ声とベットが小刻みに軋む大きな音にかき消されるようなか細い声で
「…な、なんと酷い事をなしゃります…」
と、サクラを哀れみ言葉を落とした。
おかしいとは思った。
今日、何故かメイド達を早めに休ませた事。しかも、メイド長であるお婆をも強制的に帰らせたのだ。
お婆は、何かあると思い
一旦家に帰ってから念のため様子を見に屋敷に来たのだ。
すると、どうだろう。
血相をかいて風呂場に向かうサクラの姿。
最近、あまり風呂にすら入らないサクラ。
風呂場に入ってもシャワーもカラスの行水の如く早いサクラなのに、なかなか風呂場から出て来ない。
ショウがいた時なら分かる。
ショウがいた時は、念入りに隅々まで綺麗にしていたのでシャワーですら長かったし
風呂には最低三回は入浴していた。
だが、今はショウがいないのだ。
ショウがいないのに長風呂はないだろう。
のぼせて倒れているかもしれない、ただでさえ今にも倒れそうなくらいに弱っているのにと、お婆は心配になりそっと風呂場を覗いてみたのだった。
そして、今に至る。
お婆は、今のリュウキに危機感を覚えていた。
何となくだが、リュウキの考えている事が分かる。それも、リュウキ自身が自覚してないだろう気持ちも。
お婆は思った。このままでは、リュウキもサクラも壊れてしまう。
どうにかしなければと。
次の日、屋敷中がショックと悲しみのあまり悲鳴に満ちていた。
あのとても美しいサクラの髪が…腰まであるストレートサラサラヘアーがなくなっていた。
かわりに、五分刈りのボーズ頭…しかも切る時に失敗したのだろう所々小さなハゲもいくつかあった。
…似合わなくはない、似合わなくはないが断然ロングが似合っている。
ゴシゴシと目を擦り、夢であってくれと祈りを込め何度も見直してみるが
あの美しい髪が…ない…ない、無い!
ガーーーン…
若いメイド達はショックのあまり放心状態になっていた。
リュウキも驚き声を失った様だった。
サクラのボーズ頭を見て、心当たりがあり少しばかり気まずい。
まさか、自分の何でもない些細な言葉一つでこんな事になるとは…と。
その日、屋敷中、学校中が、サクラの髪問題でお通夜状態だったという。
それは、さて置き
お婆の願いも虚しく、リュウキの暴走は続いた。
あれからリュウキは性懲りも無く、毎晩のようにサクラに美女を当てがおうとしてきたのだ。
それでも、サクラは変わらず。
ただただ、ストレスばかり溜まっていく状態であった。
ただ、サクラにとっての救いは毎回、お婆が女達を追い払ってくれた事。
サクラに突っぱねられた美女達は
毎回リュウキに美味しくいただかれ満足して帰っていく。
だが、それに、いい加減痺れを切らした
リュウキは
このままでは埒が明かないと、自分の業務の合間を塗って無理矢理に盛大な宴を開いた。
リュウキや他のメイド達もサクラの女性の好みが分からない。なので、清楚系からセクシー系までバリエーション豊富に美女達(遊女)を揃え屋敷に迎えた。
あと、例外も考え…特殊な趣向の女も用意したし、男性が好きかもしれないとそちらも豊富に揃えてみた。
そこに、サクラを無理矢理連れてきて
なにせ、この歌えや踊れやの大宴会はサクラに女或いは男をあてがう為だけのもの。サクラには年相応に異性や性に興味を持ってほしかった。それ以外にもだ。
つまり、ショウ以外にも視野を広げ色々なものに興味を示し、本当に自分のしたい事を考えてほしいと考えていたのだ。最初のうちは…。
だが、サクラの頑なな姿勢にだんだんと腹を立てていき自分は間違ってないと意固地を立てた結果がこれだ。
“性に興味のない人間などいない。多感な時期の思春期は特に!”そう結論づけたリュウキは、その考えを強行した。
もはや、リュウキの意地であった。
厄介なお婆には、強制的に長期休暇を与え
お爺と一緒に国内旅行に行かせた。
だが、鋭いお婆はそんなリュウキに、何かやましい事をしそうだと怪訝な顔で
「…私は、旦那しゃまの事を実の息子のように思っておりましゅ。
同時に、ショウしゃま、サクラしゃまも実の孫のようにかわいい。
しょんなサクラしゃまをこれ以上悲しませるようなマネをしたら…このお婆、この命が尽きようと旦那しゃまを恨みましゅる。」
と、リュウキに釘を刺しお爺と一緒に旅行へ出かけて行ったのだが…。