オフィスとは違う彼の裏の顔
「今主任が考えていること、当ててあげましょうか?」
「は?」
「僕が早く離れればいいのに、でしょ?顔に書いてありますよ」
自然に?彼は私の頬を軽く引っ張った。
「ぷっ、変な顔」
引き出しながら笑う金木くんは、まさに小学生の子供のようにみえた。
「こら、上司の顔を引っ張るんじゃないの」
頭に軽くチョップを加える。
「ほら、私なんかの隣にいるんじゃなくて、他の子のとこに行っておいで」