オフィスとは違う彼の裏の顔
俺だけを見て
2人きり
ん…
あれ、私どれだけ寝てたんだろう?
目を開けてみると、周りは茜色に染まっていた。
「あ、起きた」
隣には金木くんが座っていて
「え、今何時なの⁈」
慌てて時間を確認する。
「もう17時」
うそ、私何時間寝てたの⁈
自分がどれだけ爆睡していたのか考えている暇もなく
「4時間弱かな?」
と笑いながら金木くんが教えてくれる。
よっ…4時間…⁉︎
我ながらよく寝たものだと思う。
「ごめんね!」
金木くんに謝り、文ちゃんに連絡しようと携帯を取り出す。
「2人には俺から話しときました。2人は先に帰りましたよ。」
優斗さんとのLANEを見せてくれる。
本当だ…
でも金木くん、私が寝ていたなんて一言も言ってない
ただ2人の邪魔したくないからってことになってる
気を使わせちゃったな
「それで、俺たちも帰りますか?」
「そうね、迷惑かけちゃったし、今晩私の部屋に来る?」
お詫びも兼ねて